天女の羽衣~ここまで来たのにあるのは愛しい人の気配だけ

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百段階段、最後の大広間「頂上の間」で語られる
最後のおとぎばなしは

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     「和のあかり×百段階段2024~妖美なおとぎばなし~」ホテル雅叙園東京

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「天女の羽衣」伝説です

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”天の世界から降りてきた天女が
一目ぼれした男に羽衣を隠され天に戻ることが出来なくなってしまいます。
その後、男と地上界で暮らしますが、羽衣の在処を知り、天に帰ってしまいます。

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男は天まで伸びる不思議な植物を育て、妻を迎えに行きます。

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しあわせの結末は何なのか...

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月だけがその様子を見守っています。”


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”しあわせの結末” といえば

日本初の総合結婚式場「ホテル雅叙園東京(旧:目黒雅叙園)」ですが
今年10月以降の予約すべて、ホテル側の都合で突然キャンセルされて話題となりました


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1931年に開業した「目黒雅叙園」は、2002年に
運営会社が経営破綻したあと、外資系ファンドの手に渡って
現在は、カナダの大手投資運用会社がオーナーとなっているようです

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                        「ホテル雅叙園東京」目黒区下目黒1-8-1

こののちインバウンド向けの
さらにラグジュアリーなホテルにリブランドされたら...

もうわたしのような平場のものなど気軽に足を踏み入れることなんて
出来なくなってしまうかもしれません


成り行きをみまもりたいです

見るなの花座敷~見てはいけないものは見たくなるもの

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百段階段、六つ目の大広間「清方の間」の展示テーマは
”見るなの花座敷~鶯長者~” です

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              「和のあかり×百段階段2024~妖美なおとぎばなし~」
                      ホテル雅叙園東京:目黒区下目黒1-8-1

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昔、ある男が山奥で迷っていると、一軒の大きな家があった。
一晩泊まらせてもらおうと思い、足を踏み入れ宿を求めた。

綺麗な女が出迎え、酒や御馳走を用意してくれ大いに歓迎された。
居心地がよくなった男は、女の許すままに長居するようになった。

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後に女は「ここには13の座敷がありますが、
決して13番目の座敷には入ってはいけませんよ」と言い残して外出した。
男は障子を開け、それぞれの座敷に入ってみた。どの座敷も美しい景色が広がっていた。

最後に13番目の座敷が残されたが、
男はどうしても見たくなり、障子を開けた。

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そこでは春爛漫の景色が広がり、ウグイスが鳴いていた。

だが、一鳴きで鳴くのを止め、どこかに飛び去ってしまった。
すると全てが一瞬で消え去り、あとには家もなく、
男は何もない森の中で立ち尽くすだけだった。
女は飛び去ったウグイスの化身であったのだ。
                     出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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                              倉敷光作所/希莉光あかり


見てはいけないといわれると
かえって興味をそそられて余計見たくなるのが人の常 ....

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                       株式会社ナガエ/逆さ富士

最初は歓迎モードだったウグイスの里のウグイス嬢も
居心地が良過ぎて長居いし過ぎる男性に、さすがにそろそろ...帰ってほしくて
破られるとわかっている約束を、あえてした(?)のかもしれません 

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                      和のこと遊び/つまみ細工


同類のおとぎばなしで代表的な「鶴の恩返し」では

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鶴の化身である ”おつう” が、己の羽根を一本一本抜いて美しい織物を織っていくにつれ
羽根を抜くときの激痛も積み重なって、だんだんやつれていってしまいました

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                               濱直史/立体切り絵作家

見るなの約束が破られたおかげで、おつうはギリギリのところで
生命を繋ぎとめた(?)ともいえるとおもいます 



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                      清峰堂/久谷和グラス
                 
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                    絵付けこあん/和ろうそく



”見るなのタブー” のものがたりは、ギリシャ神話にも

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たとえば「パンドラの箱」は
”開けるなといえば必ず開ける” と見透かした神ゼウスが
ニンゲン界へ送りこんだ罠(?)だったとか...

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                             山本真衣/硝子造形作家
           


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                            森谷糸/ガラス作家


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                   キタガワアキコ/硝子造形作家


見てはいけないものを見て後悔するのと
見ないで後悔するのと

あと、一度は見ないと決めたものの、年月が経つうち
見てはいけない約束をすっかり忘れてうっかり見てしまうのと

いちばんダメージが深いのは(?)
果たしてどれでしょう



おとぎばなしのいきものたち~13番目の干支を夢見て

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目黒雅叙園「和のあかり×百段階段2024~妖美なおとぎばなし~」
四つ目の大広間「静水の間」の展示テーマは
13番目の干支を夢見る ”おとぎばなしのいきものたち” です

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ポップな和花柄のマントを羽織ったビビッドカラーのサンショウウオが
ひそかに干支入りを願っていたなんて... ノーマークでした pretty13.gif 

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                 井上 裕起(現代美術家)



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なぜ十二支に「ネコ」が入っていないのか?

神様による ”干支選抜日” を聞き逃したネコは
ずるがしこいネズミから、わざと一日遅い日にちを教えられ
不覚にも選考から漏れてしまいます....  nyanta_white8.gif 

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和のあかり×百段階段_121149.jpg和のあかり×百段階段_121140.jpg
                                田島 周吾(日本画家)

ただ、世界には
ネコが十二支に入っている国もあって

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和のあかり×百段階段_120415-1.jpg和のあかり×百段階段_120428.jpg




中国・台湾ではイノシシの代わりにブタが、ベトナムではウサギの代わりにネコが
他にラクダやワニ、カメ、カタツムリが干支に入ってる国もあったりして
ところ変われば、干支も変わって...調べてみると中々おもしろいです 

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                            早川 鉄平(切り絵作家)




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                            下田 顕生(ガラス作家)



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                 水咲智明葵(樹脂画造形作家)


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十二支入りを惜しくも逃したいきもの
おとぎばなしのいきもの
創作上のいきもの
みんなみんな13番目の干支を夢見て今日も羽ばたきます fly25.gif

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                       「セロ弾き虫」/征矢 剛(金属造形作家)






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              百段階段「星光の間」/よねやまりゅう(造形作家・人形師)



2025年3月末のssブログサービス終了にともない
現在公開されているブログ記事は表示されなくなるとのこと...

過去に交流があって、途中から更新が止まったままの方々のブログが
このままこの世から消滅してしまうのは、とても惜しいです

ごめんどうでも移行作業だけは出来ればやっておいてほしい
...と、陰ながら願っている今日このごろです_imagesblog_8b7hanadagumo2/E59B9BE38384E89189-f9b6b.gif



鯉が滝をのぼって龍となる伝説

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百段階段、三つ目の大広間
「草丘の間」の展示テーマは "鯉の滝のぼり" 伝説です

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   「和のあかり×百段階段2024~妖美なおとぎばなし~」
          ホテル雅叙園東京:目黒区下目黒1-8-1


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中国の正史、後漢書の故事によると
黄河上流にある「竜門」と呼ばれる滝を、多くの魚がのぼろうと試みて

そのうちたった一匹の、鯉だけが滝をのぼりきり
そのまま天へのぼって龍となったそうです

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けど、鯉って

どよんとした池や、流れの滞った川などに
穏やかに生息してるイメージがあって

滝をのぼるとか、そんな大それたことにアタックするようには
ぜんぜん見えないんですけど....

いくら望んでも達成できないことの例えで
「及ばぬ鯉の滝のぼり」っていう諺もありますし ..★

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ただ、鯉の
長老のような口ヒゲと、防御力高そうな大きめのウロコには
龍の片鱗が垣間見えなくもなく

そのあたりが多くの魚たちの中からただ一匹
鯉だけが、龍になったといわれる由縁かもしれません star5.gif

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粕谷 尚弘/一葉式いけ花 家元


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小林 東雲/水墨画家


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いろした工房/ガラスランプ





次回「静水の間」では

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十二支の中で唯一、架空の生き物である「龍」にあやかりたいと

十三番目の干支を密かに夢見る
「おとぎばなしのいきものたち」を掲載する予定です star5.gif

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竹取物語と葛の葉伝説

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「和のあかり×百段階段2024」の記事が途中だったので

とりあえず、続きを書こうとおもいます


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       「和のあかり×百段階段2024~妖美なおとぎばなし~」

              ホテル雅叙園東京:目黒区下目黒1-8-1



百段階段、さいしょの大広間

十畝(じっぽ)の間の展示テーマは「竹取物語」です heart8.gif


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匠で美しい透かし彫りの竹が、こんなに沢山ひかり輝いていたら


竹取の翁はどの竹を選ぶことも出来なくて

「かぐや姫」は見つかってなかったかもしれません                     

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 駄bamboo(竹灯籠)/高山しげこ(漉工房)








” 物語りの出で来はじめの祖 ” といわれる竹取物語に

紫式部は「源氏物語」を執筆する際、大きな影響を受けたそうです



 ”人はなぜ月を見上げるのでしょう


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 かぐや姫は月に帰って行きましたけど


 もしかしたら月にも人がいて、こちらを見ているのやもしれませぬ

 それゆえ、こちらも見上げたくなるのやも ”                 


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                      NHK大河ドラマ「光る君へ」第31話








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百段階段、ふたつめの大広間

漁礁(ぎょしょう)の間の展示テーマは「葛の葉伝説~安倍晴明誕生奇譚~」です heart8.gif


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狩人に追われた白狐を助け、自らもケガを負った阿部保名は

介抱してくれた娘「葛の葉(保名が助けた白狐)」との間に子を授かります


6年後、我が子(後の安倍晴明)に狐の姿を見られてしまった葛の葉は

想いを綴った歌を障子に書き残して森へ去っていきました




”恋しくば たずね来て見よ和泉なる 信太の森の うらみ葛の葉”


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障子に書かれた文字が、ところどころ反転していたり

みょうにたどたどしいのは


人ならざるもの...

キツネの業ゆえだったんですね

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平安絵巻さながらの衣装や調度品、殿舎や宮中儀礼など

美術レベルの高さが印象にのこった2024大河ドラマ「光る君へ」でしたが


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                          NHK大河ドラマ「光る君へ」第32話


なかでも「安倍晴明」臨終シーンは圧巻でした

星読みの陰陽師らしい死に様が、あまりに神々しくて

今もくっきり瞼の奥に焼きついています

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朝霞台の本格中国家庭料理「媽媽」

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はじめて「東武東上線」に乗って

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埼玉県朝霞市の、地元で ”美味しい” と評判の中国家庭料理店へ行って
むかしの同期たちと一緒にランチしてきました

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                 中国家庭料理「媽媽-mama」埼玉県朝霞市西原1-4-10



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                  Dランチ「五目焼きそばセット」1,430円



ランチに付いていた魚介系のスープは
見た目シンプルなのに
今まで飲んだことのない繊細で奥ふかい味わい

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                Cランチ「海老のチリソース」1,570円



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       Bランチ「豚肉の細切りと茄子の四川豆板醤炒め」1,370円



パスタサラダも小鉢の麻婆もメインのおかずも
一度箸を付けたら止まらなくなる、あと引く美味しさでした くるくる2.gif

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さて

十数年ぶりに会った元同期(女性ばかり)たちとは
前回、更年期症状のあるある話でたいへん盛り上がったのですが

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還暦を過ぎた、今回は

尿路結石から敗血症を発症したときの臨死体験
別れた元夫が大阪あいりん地区で孤独死してたはなし
遺産分与のときはじめて知った親の隠し子の存在や
介護に不参加だった実兄との骨肉の相続争い などなど

・・ヘビィなトピックとはウラハラに
デザートの濃厚クリーミィなタピオカミルクは

とっても優しい、しあわせの味がしました

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わたしも今年、父を亡くしましたが
財産も借金もなんにも遺さずに逝ってくれた父に
チョッピリ感謝です

架空の旅亭「雅楼」の調度品とネコ

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旅亭「雅楼」にある離れの奥の門が開いていたので行ってみると

調度品とともに9匹のニャンコがお出迎えしてくれました



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Boss365さん家のすももちゃんに

ソックリなニャンコもいて、うれしいサプライズ heart8.gif


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                「和のあかり×百段階段2024~妖美なおとぎばなし~」

                       ホテル雅叙園東京:目黒区下目黒1-8-1




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小田原風鈴の音色の、ここちよく長く残る余韻に


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ご満悦な表情の三毛ニャン


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藍染灯籠が映しだす

たくさんのトンボたちには目もくれず


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何もない空間のただ一点を見つめ続ける

ニャンコの視線の先が、ひじょうに気になりました


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                                  小澤 康麿/造形作家






・・このところ

めっきりと体力が落ちてきてしまって


仕事をリタイアするまでの、残りあと数年間

ブログ更新を現在の週いちから月いちへ変更しようとおもいます



細々とですが、これからも続けてまいりますので

引き続きよろしくお願いいたします

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和のあかり×百段階段2024~妖美なおとぎばなし

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季節はひとめぐりして

今年もこの季節がやってきました


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      「和のあかり×百段階段2024~妖美なおとぎばなし~」

             ホテル雅叙園東京:目黒区下目黒1-8-1



今回のテーマは

目黒雅叙園をモデルとした架空の旅亭で見つかった巻物に書かれた

”妖美なおとぎばなし” が、百段階段の各広間で繰り広げられるというものです

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 ”1935(昭和10)年開業の旅亭「雅楼」。

 前身は江戸末期に創業した旅籠「雅」でしたが、関東大震災で焼失。


 その後12年の時を経て再建された「雅楼」は、

 風情ある佇まいと、美術・伝統工芸に彩られたしつらえなどにより、

 多くの著名人も愛する旅亭として現在に至っています。”


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 ”開業から90年余り経った今年、

 一部老朽化した離れの修繕のため調度品の整理をした際に、

 旅籠「雅」当時の巻物が見つかります。


 その中には江戸後期に「雅」で起こった

 不思議な話が綴られていました。”


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 ”おや、離れの奥の門が開いているようです。

 美しくも妖しいおとぎばなしをご覧ください。”


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入口付近の下足場にいた一匹のニャンコに

はやくも目が釘付けになりました

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                        小澤 康麿/造形作家



次週は

このエリアにたむろっていた

他8匹のニャンコたちの写真を掲載します

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柴又駅の寅さん路線図

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合計16回掲載してきた寅さんの故郷、葛飾柴又の記事も

ようやく今週で最終回、最後は柴又駅でお別れです


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                 「京成電鉄金町線 柴又駅」葛飾区柴又4-8-14



 ” 寅さんは損ばかりしながら生きている

 江戸っ子とはそういうものだと

 別に後悔もしていない


 人一倍他人には親切で家族思いで

 金儲けなぞは爪の垢ほども考えたことがない ”


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 ” そんな無欲で気持ちのいい男なのに

 なぜかみんなに馬鹿にされる ”


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 ” もう二度と故郷になんか帰るものかと

 哀しみをこらえて柴又の駅を旅立つこと

 いったい何十辺くり返したことだろう ”


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 ” でも故郷は恋しい

 変わることのない愛情で自分を守ってくれる

 妹のさくらが可哀想でならない ”


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 -ごめんよさくら いつかはきっと偉い兄貴になるからな-


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 ” 車寅次郎はそう心に念じつつ

 故郷柴又の町をふり返るのである ”

                 山田 洋次




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電車が来るまで、少し時間があったので

なんとなくホームの奥のほうまでぶらぶらと歩いていたら


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寅さんの顔の路線図?ハッケン



よく観たら、駅名が

寅さん映画のタイトルになっていました


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                                「寅さん路線図」/大森正樹




この作品が、寅さん記念館ではなく


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京成電鉄金町線柴又駅の、実際のホームに展示してあるっていうのが

なんだかすごく粋だなあと感じました heart4.gif

柴又の似顔絵コインランドリー

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ちょっとだけ観光ルートを外れて

「柴又駅」から、帝釈天とは逆の方向へむかって歩いてみました


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おでん屋さんのテント看板に

装飾されている亀のオブジェが何気にカワイイ

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はんぺん×ペンギンのNewキャラクター

「はんペンギン」がみょうにツボにハマりました

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                  「大国屋」葛飾区柴又4-11-3





土曜日だけオープンしているパン屋さんの素敵な

ニャンコ柄のタペストリー


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”売り切れましたので閉店となります!またよろしくお願いいたします。”


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      「C.A.P.(シーエーピー)」葛飾区柴又4-7-25 定休日:月火水木金日


朝10時開店で土曜のお昼12時にはすでに売り切れて閉店してました

・・気になるパン屋さんです






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 「にがおえコインランドリー3号店」

          葛飾区柴又1-43-1




これは、すごい


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壁から天井までびっしりと、エンピツで描かれた似顔絵で

埋め尽くされた昭和レトロなコインランドリー


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ところどころ似顔絵がペラっと剝がれてるようすも、いい感じです heart6.gif


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一枚一枚すごく丁寧に描かれているので

こちらも、ついつい一枚一枚真剣に見てしまいます


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そういえば、この寅さんの似顔絵

あれ?どこかで・・見覚えがあるなとおもったら


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柴又帝釈天参道に軒を連ねる老舗うなぎやさんの

店頭に飾られてた似顔絵と

同じ作者(コインランドリーのオーナー)さんの作品でした


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